突然の失業、雇用保険の制度について

生活プランを立てていても人生何が起こるかわかりません。
欧州債務危機・円高・東北大震災と日本経済を直撃している経済環境・災害から、大手電機メーカーも吸収合併され、それに伴う人員整理と、大手企業といえども安心できません。
不幸にして、倒産・リストラ・整理解雇・雇用契約打切り等、給与所得者には受難の時代です。
今回は、失業することになった場合の国の制度について勉強してみましょう。

突然就労不能になった場合どうすれば・・・

頼りになる、社会保障制度にはどの様なものがあるのでしょうか?

一般的な制度は雇用保険ですね・・・

雇用保険には、失業給付だけでなく、新たに就職を手助けする制度・教育訓練等各種の支援が用意されています。注)国の年度予算により、変動します。今回の制度は、平成23年度の制度です。
(公務員の方は、雇用保険に加入していないので、利用できません)

新しい就職先をハローワークインターネットサービスで探す・・・

 毎回、ハローワークへ出向き求人情報を探す方法もありますが、ネットで探すことも出来ます。また、現在就業中の方も、転職して違う仕事を探す際も利用できますよ。人気の求人は、すぐ締め切りになります!・・一部求人情報はネットで検索できないものもありますが・・・
 また、職務経歴書・履歴書の作成方法・面接の受け方等就職活動の手助けをしてくれますよ、気軽に相談して下さい(土曜日営業及び夕方時間延長の窓口もあります)。

失業の機会に起業する方には、起業を支援する制度があります・・・

利用のポイントは、
計画段階で申請起業申請以後の費用しか補填されませんし、一年以内に、新たに雇用保険に加入する従業員を1名以上採用することが条件です。申請期限は失業給付の終了までの間です。(1日以上残していればOKです) ②その上、起業の場合も、給付日数が残っていれば下記(就職促進給付)の再就職手当は支給されます・・・ ③さらに、経済産業省の支援制度もあります。  一部、各地区の商工会議所・自治体にも支援制度があり、各種相談に乗ってくれますよ(資金繰り・業界状況・雇用制度の注意点他)不定期ですが、起業セミナーも開催されています。 内容を知っておいて損はありません。

教育訓練制度です・・・
 失業した今、キャリアアップを考えている方には・・・資格取得支援制度があります。  ハローワークの教育訓練コーナーで相談すれば、入校手続きと訓練内容を紹介してくれます。 雇用保険がなくなっても、生活費もセットされる制度がありますよ
本来の失業給付は・・・
雇用保険(失業給付)の給付内容は以下の二つに分けられます。 ①自己都合退職会社都合退職 さらに、①勤務年数及び退職の種類で、給付日数が異なります。     ②以前の給与により給付金額も違います。(毎年8月に改定され金額が改正されます) よく、期間中に仕事をした場合「失業給付を損する?」と言うことを聞きますが・・・ 一日4時間以上(自己申告)4時間以内なら、給付手当てが、賃金の金額によって失業給付は減額され、さらに、一日分支給されたことになります。基準は4時間です。仕事をした場合は、当日の失業給付は受給できませんが、その日数分、失業給付の日数が延長つまり、(例)90日の失業給付の権利は、就業した日数分だけ延長されるという事です。されるだけです。不安があればハローワークの窓口で確認して下さい。
就職促進給付=再就職手当・就業手当・常用就職支度手当・その他手当て・・・
早期に、就職が決まれば、再就職手当他が支給されます。 (ポイント)再就職後、期限内に再度失業すると、残っている日数の失業給付例えば、所定給付日数180日の人が、再就職手当で80日分の基本手当を受給後、再就職し、50日分の再就職手当てが支給されたあと、再度失業した場合、50日の受給権利が残るわけです。再度失業された場合には、その50日分が再度支給されるという事です。ただし、雇用保険は当初の失業認定日から、1年間しか(期間内という表現になっています)受給権利はありません。が受給できる可能性があります。 その他制度・・・違う機会にお知らせします。また、特殊な環境の制度で、各地域のハローワークで取組に違いがある制度もあります。 全国のハローワーク一覧
失業は、人生で大きな試練ですが、一方、今後の自分の生き方を再考する貴重な機会です。民間の各種ローンの利用は出来ませんが・・・再起のチャンスです。あせらないで、前向きに考えましょう・・・

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