貨幣と通貨の違い・日本の貨幣の歴史

貨幣と通貨の違いはなんでしょうか?

 通貨は、貨幣の流通範囲を表す言葉です。「その国で通用する貨幣」のことで
 貨幣は、交換手段としての、そのまま「お金」のことです。
 江戸時代の、貨幣は、現代では使えません。(骨董価値はありますが・・)



日本のお金(貨幣)の出来事

 日本のお金(貨幣)の歴史はどのようになっているのでしょうか?
 日本の通貨の歴史は、弥生時代の後期、飛鳥時代から、貨幣が発見されています。      

時 代 年 代 出来事
弥生~飛鳥時代
   ~710年
683年頃
708年
日本初の貨幣「富本銭」が鋳造される。
日本初の官銭「和同開珎」が鋳造される
奈良~平安時代
 710~1185年
760年
~907年
「皇朝十二銭」(760年~907年)が発行される
「万年通宝」「神功開宝」他
鎌倉~室町時代
1185~1573年
中国の通貨「唐銭」「宋銭」「明銭」を輸入して使用
購入対価は、日本の「金」でした。
安土~桃山時代
1573~1603年
1588年 豊臣秀吉「天正大判」をつくる
江戸時代
1603~1867年
1670年 渡来銭の使用禁止、貨幣制度を確立=三貨制度(金貨・銀貨・銭貨)
その後、各藩の「藩札」が発行されるようになった。
明治新政府
   ~大正
1868~1926年
 
1871年
 
1873年
1878年
1882年
貨幣の単位が「円」と制定される。10進法の採用
「円」「銭」「厘」を単位とする、紙幣・貨幣が発行されました。
日本初の 第一国立銀行 設立(1896年民営化された)
日本初の 民間銀行 三井銀行 設立
日本銀行(発券銀行として設立された)
昭和
1926~1989年 
 
平成
1989年~現在
1927年
1946年
1953年
 
普通銀行(都市銀行、地方銀行)が設立される
旧円から新円に
1円未満の貨幣が廃止される金融庁
以後 現在おなじみの紙幣・貨幣(紙のお金は「紙幣」、金属のお金は硬貨で補助的なお金と言う意味で、「補助貨幣」、又は「貨幣」といわれます。紙幣は、日本銀行が発行していますので日本銀行券、国立印刷局。補助貨幣は、造幣局が作っています。)となっています。
*各時代(飛鳥・奈良・平安~江戸時代等)の区切りの年月には、色々な説があります。個人的な見解ですので、気になる方は研究して下さい。
「おかね」は、偉大な発明で 「文字」と「おかね」は人類の二大発明と言われています。

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