個人向け貸出好調 より金利の安い商品登場?

先日の新聞報道で、新規参入銀行6行が増益 4~9月、個人向け貸出好調との記事が掲載されていました。特に異業種から参入した主な銀行の増益が目立っているようです。

個別の銀行により融資内容には相違がありますが、各行とも個人向け融資は順調のようです。特に、個人向け住宅ローン、カードローンの拡大が増収に貢献していると報道されていました。
その中でも住宅ローンは、消費税の増税見込みから、各金融機関も残高を伸ばしています。現在、住宅ローンは金利競争からサービス競争に移り、生命保険セットの商品も出現、顧客サービス競争へ内容が変わってきています。

カードローンについても情報センターでの融資残高推移を見ると、JICC CICの両センターとも貸出残高は増加しています。アベノミクスで景気回復にスライドして残高は増加してくると思われます。

一方、地域金融機関でも住宅ローンは好調のようですが、中小企業向け融資は伸び悩み、アベノミクス効果はまだ、地域経済には及んでいないようです。その為、資金需要を開拓するため取引先の海外進出の支援に力を入れる金融機関も目立っています。個人向けでは、好調な住宅ローンだけでなく、カードローンにも勢力を注ぎ込めば・・・と思います。

カードローンについては、みずほ銀行に端を発する反社会的勢力への融資問題にあるように保証会社(信販・貸金業者)へ頼るのではなく、自行での取組を期待したいですね。
金利の安い商品も期待したいですね。