ネット銀の不正送金、偽トップ画面から誘導との記事が・・・

①「ネット銀の不正送金、偽トップ画面から誘導、メールにURL、400万円被害も」日経
②「三菱UFJ銀かたりメール、カード情報要求」日経
③「ログイン時に偽画面 大手銀で新手のネットバンク詐欺か」朝日

こんな様な記事が、最近、多く報道されています。

①は、事前に銀行名をかたったメールを顧客に送り「更新手続きが必要」と偽サイトに誘導する。この偽サイトは本物とほぼ同じ。更新手続き画面でパスワード等を入力をさせ、盗み取る手口。その後、本人に成りすまし外部に送金された被害が出ています。
②はクレジットカード番号や個人情報の入力を求め、情報を盗み取ろうとする手口。実際に入力し、情報を盗まれたケースはあるが、被害には幸い至っていない。将来、不正使用や偽造カード作成に利用される可能性があるかも知れません。
③は事前にパソコンをウイルス感染させ、利用者がネットバンクにログインしようとすると偽画面に誘導され、通常のログインパスワード以外に個人情報や第2パスワード(合言葉など)を求めてくる。幸いにして現時点で被害報告は受けていない。

この様な手口は「フィッシング詐欺」と言われる手口で、Web利用の注意を喚起しています。

対応として常に「URL」を確認し、不審な点があれば、金融機関やクレジット会社に問い合わせをすることが必要です。
また、定期的にパスワードの変更も考えましょう。
パスワードは、ランダムなものが望まれます。暗記が大変なので、覚えやすいフレーズに数字や記号を混ぜ込むといいですね。

こんな状況にも拘らず、ログインしたままで情報機器(PCやスマートフォンなど)を放置する例がありました。
知人が注文もしてないのにアマゾンから商品が届き、調べたら、お子さんが、iPadから勝手に注文していたという話を聞きました。
また、知らない間に電話(鞄の中で物がふれた)をかけ、高額な通話料(海外に繋がっていた)を請求されたという話も聞いたことがあります。
利用しない時はログアウトやパスワードロックなど細目な対応が望まれます。

現在の情報端末は、簡単な操作で便利ですが、想定外の事態も発生します。リスク管理は非常に大切なことです。最新の注意を図っておきましょう。