同姓同名の口座を差し押さえ、住所確認怠りミスとの報道が・・・
「同姓同名の口座を差し押さえ、住所確認怠りミス」という記事が新聞に載っていました。
内容は、自動車税滞納者の預金口座を差し押さえる際、誤って同姓同名の別の男性の口座の1万7456円を差し押さえるミスがあったと発表した。という内容です。
同姓同名の方は、日本全体で、一体何人いるのでしょう?
同姓同名の方は、かなりの確立で存在します。その内、生年月日も同じ方はかなり減少しますが、いらっしゃいます。実は、各情報センターでは、名寄せ(複数の同姓同名の情報の中から、同一人の情報は、集約して同一人として情報提供している)には、細心の注意を払っています。 別人を、同じ同一人として登録すると大変なこと(情報の信頼性が低下してしまうから)になるからです。漢字登録が進み、誤った名寄せは少なくなりましたが、カナの情報は特に注意が必要です。 各情報センターは、以前の勤務先、旧住所情報、その他の情報(各社に問い合わせの上、確認を取る等=個人的な感想では、3年経過すると、30%のユーザーは住所が変わっています。各社とも、問診で判断しています。)から、名寄せしています。疑わしい情報は名寄せできません。個人情報の重要性を理解しているからです。その場合は、類似情報として提供します。ですから、与信する事業所は、類似情報を特定するために、より詳細な個人情報の入手に走ることになります。
情報の精度は、情報センターのサービス競争の一つですね。
個人情報の精度の低い情報センターには、類似情報が多くなりますね。各情報センターで精度の違いがあります。業界人は、その違いを分かって利用しているのです。
カナ氏名と生年月日が同一の割合でも、漢字氏名だと類似の確率は減少します。各社とも、漢字での氏名登録(及びカタカナ読み)を導入しています・・・