住宅ローン「ふろく付のサービス」が流行してきました。

 ここ数年の金利引き下げで競争から住宅ローンの収益性が落ち、金利引下げによる、競争激化から、将来のリスクを心配する動きもあります。そのような環境から、独自のサービスによる利用者の開拓を各行が模索しています。

 みずほ銀行は、けがや病気で働けなくなった時に最長1年間、借金の返済を肩代わりしてもらえる保険がつけられる住宅ローンを始めています。病気やけがを幅広く補償対象に含む仕組みは業界初。損害保険大手の損保ジャパンとともに商品開発しました。

 鳥取銀行は宝くじ付き住宅ローンの取り扱いを始めました。12月30日までの期間限定で、ローンを申し込んだ人を対象に、3年間で6回、最大で180枚のジャンボ宝くじが贈られます。同行は宝くじ定期預金も取り扱いをしています。宝くじ付きという付加価値を訴え、預貸金の拡大につなげます。

 りそな銀行は今春、大阪市内に年中無休で住宅ローンや生命保険などの相談を受ける窓口を設置しています。更に都心部にも拠点を新設する方針をたてています。

 以前より、定期預金に宝くじ地域物産付、タイガース定期預金等、付加価値付の商品が発売されていましたが、住宅ローンにも拡大してきました。

金融は、顧客へのサービス提供が基本と言われていますが、各行とも独自サービス提供を充実させてきています。どの様なサービスがあるか利用時には、確認も必要でしょう。

そう言えば、「ふろく付」の雑誌も大流行、最近の書店に行けば、一番目立つところに、さらに、「ふろく」のほうが分厚い雑誌を見かけます。