メガバンクのリストラと就職戦線〜これから求められるスキル〜

 就職希望企業ランキングでいつも上位にあるメガバンクが、リストラを発表しています。

 金融機関を取巻く環境は、低金利、少子化に加え、AIの普及、仮想通貨と金融機関の基本業務にまで影響が広がり、金融機能そのものの見直しに迫られている状況にあります。
 業務の合理化と見直し、新しい仕組みの構築と生産性向上の課題は山積しています。その結果、人員の見直しと人材活用方法も見直されているところです。以前より、我が国は生産性向上を図る必要があると言われています。

 それでは、金融機関にとって、現在の職務のどの部分の合理化が必要なのでしょう。
 色々な記事を見ると、AI活用による事務の合理化、および店舗人員の削減。そして新規事業(特にAIやフィンテックなどの金融技術)への人材シフトと報道されています。
 特にAIについては、AIが利用可能な職種は、今後も合理化が進んでいくと思われます。
また、すべての業種でAIの活用が期待されています。AI活用で、仕事をなくす恐れがあると導入に慎重な姿勢を主張する人もいますが、生産性向上には必須なのではと思います。

 一方、現在の労働市場は、人材不足で、求職者の就職状況は、恵まれています。
 現在の求人情報を厚生省の職業分類で見ると、事務系の仕事の求人は求職者数と比較すると狭き門で、専門職系・サービス系・建設・運送関連の職業の人材不足が見られます。 
 しかし、大きく変化する業種はどのように見ていけばいいのでしょうか?また、今後の求められる人材にはどのようなスキルが必要なのでしょうか?

 入試問題も、新しい方式を検証するとして、プレテストを実施しています。
目標としては知識の理解度・技能・思考力・判断力・表現力を中心とした問題とし、マークシート方式も改善するとしています。

 さらに、社会人になってからも人生100年時代、世の中の動向にアンテナを張ったスキルアップも必要になってきます。

厚生労働省では職業を以下の12に分類しています。
〇管理的職業
〇専門的・技術的職業
〇事務的職業
〇販売の職業
〇サービスの職業
〇保安の職業
〇農林漁業の職業
〇生産工程の職業
〇輸送・機械運転の職業
〇建設・採掘の職業
〇運搬・清掃・包装等の職業
〇その他の職業等