子や孫への援助が老後資金を減らして行く

老後のマネー対策については、ネットや、新聞、TV等各媒体で案内されています。
 将来の年金水準の下落や社会保険料・税金等の負担増も想定して、計画的なお金の準備が必要だと言う案内です。
 定年後の必要な資金としては、医療費、介護費用、その他緊急資金、持家の場合は、住宅のリフォーム、修繕費などで、3000千万円程度必要だと言う内容が多く見られます。その上で、高齢になれば加入しにくくなる生命保険、医療保険の見直しも勧められています。

 最近の記事で、すでに年金暮らしのご家庭での出費に、「子や孫への援助」が老後資金減という記事がありました。
お子さんやお孫さんへの出費だけは、お財布のヒモが緩む人がたくさんいるとのことです。定年後でも年金生活の家計管理が重要だと案内していました。

 記事の内容は、子や孫の帰省費用(年間60万円程度)の支援でしたが、その他に、子供の借金返済の肩代わり、孫の教育費援助等も考えられます。必要資金の不足については、持ち家の方には「リバースモーゲージ」の選択肢も検討するような広告もあります。

 一方で、現実味を帯びてきた「人生100年時代」。老後を心配しすぎて節約に次ぐ節約で貯蓄、貯蓄というのも考えものです。
人生を豊かにする為には、生活を楽しみながら、今できることをしておくことも大事なのではないでしょうか。
 
 以前の報道では「老後破産」の原因は

1)年金が思ったより少なかった。
2)医療費を使いすぎた。
3)住宅ローンが残ってしまった。
4)子供の借金返済の肩代わりをした。

などで計画が狂い「破産状態」になったという報道もあります。
将来のリスクをどの様に回避するのか検討が必要ですね。
ライフイベント毎の必要費用などが算出出来るシミュレーションサイトもあります。
そういったサイトも活用して老後生活を「見える化」してみてはいかがでしょう。