賃貸アパートのサブリース
空室が出ても大丈夫!
安心して全てお任せ!
相続税対策から不動産の有効活用等で、新聞でも『30年一括借上げシステム』の広告を見かけます。
ところが、借金までしてアパートを建てたものの、数年後に賃貸の家賃を減額された・・・等の苦情が相次いでおり、国土交通省は、減額リスクの説明義務化に制度を改正するようです。
サブリースシステムは、不動産会社が貸主から賃貸物件の「全室を一括で借り上げる」「家賃は保証する」など、大家さんにとっては非常に魅力的です。
ただし、メリットとともにリスクもあります。
<メリット>
・空室リスクが少ない
・苦情・トラブル対応が不要
・家賃滞納がない 等
<リスク>
・2年ごとの契約見直しによる賃料減額
・メンテナンス費用等の要求
・将来の金利上昇(購入金額を借入に頼るケース)
その結果、当初計画時の目論見と大きくずれてしまうことも考えられます。
「賃貸経営はサービス業である。」という基本を忘れることなく検討すべきだと思います。
家賃は、賃借人様から頂いているのです。
新聞報道では、全国に820万戸(2013年)ある空き家のうち賃貸住宅は429万戸と半数以上。需要に見合わないアパート建設が空き家の増加につながる、との指摘もあるようです。