医療情報に番号制2018年度から実施

 マイナンバー制度が2016年1月からスタートします。しかし先日の年金情報漏えいから情報管理のあり方が大きな問題となっています。早急に現状の問題を調査し対策の検討を願います。

 今回の年金情報漏えい公表の前に、医療情報に番号制度を導入する方針を正式に決めたと発表されました。
マイナンバーのシステムと医療情報のシステムを連動させる仕組みを2018年度から段階的に導入し、医師らが患者の診療結果や処方薬の情報を共有できる仕組みのようです。それにより検査の重複を防ぐこともできます。
 また、先日から話題になっている「高齢者の薬漬け」の問題も、投薬情報を共有することで防ぐことができます。
特に高齢者の方は複数の診療科にかかることも多く、処方される薬の種類も増えていきます。
中には別々の診療科から同じ成分の薬を処方されていたため効きすぎて不調を訴え、薬を中止することで症状が改善したというケースもあるそうです。
医療情報を共有することで検査の重複や過剰な投薬が見つかりやすくなり、医療費の削減につなげたり効果的な医療計画を立てられるなど適正な活用に期待したいですね。