海外の消費者金融は

タイの洪水はようやく、落ち着いてきましたが、工場団地はまだ大変なようです。
大手各社とも、一極集中リスクを避けるため、国内にも拠点を戻そうとしている会社もあります。
ところで、以前タイを旅行した時、イオンカードの看板を見ました。いま、アジアには、製造業以外に、日本の金融会社も進出しています。

各国の金融制度・上限金利はどうなっているのでしょうか?

   

各国 上限金利制度 総量規制 取扱業界
日本 100万円以上 15%
10万円以上100万円未満 18%
10万円未満 20%
総量規制あり
年収の1/3まで
銀行・ノンバンク等
(貸金業の登録要)
銀行には総量規制は無い
アメリカ 各州で異なる金利規制
20%~30%以上まで存在
総量規制は無い 銀行・信用組合・ノンバンク等
韓国 貸金登録業者の上限は44%
それ以外の上限金利は、30%
総量規制は無い 銀行・ノンバンク(貸付業法で登録要)、日本資本も参加しています
台湾 20% 総量規制は無い 銀行がメイン
イギリス 金利規制無し 総量規制は無い 公正取引庁からの免許が必要
フランス 20万円以下21.4%以下
20万円超 20.2%
総量規制は無い 銀行・ノンバンクが行っている
ドイツ 市場金利の2倍或いは市場金利+12%のうち低い方と決められている。実際は20%程度 総量規制は無い 地方銀行・貯蓄銀行・信用協同組合等で取扱

その他、各国の上限金利・規制等詳しくは分かりませんが、中国・インドネシア・タイ等に、日本の消費者金融会社(アコム・プロミス)が進出し、店舗を展開しているようです。

日本の消費者金融規制は、世界で一番厳しい規制でしょう
規制のない国、自由に営業出来る国に、各種産業界の企業は日本離れをしています
TPP交渉も気がかりですね