銀行系カードローンについて
消費者金融業者の無担保貸付残高は、金融庁のデータによると平成27年3月期には25,544億円と平成15年3月期のピーク時の21%にまで減少しています。
その一方で、銀行系のカードローンが好調のようです。
消費者金融業者は貸金業法の改正により、収入に対する貸付金額の上限が定められています。銀行は貸金業法の対象外で、貸付金額の上限は定められていません。
そこで、貸金業者の融資保証で消費者向けの貸付を伸ばしているのが現状です。都市銀行も大手消費者金融業者を系列に加え積極的にカードローンを販売しています。
ネット専業銀行は、金利が1%~18%(利息制限法以内)であり、ネットでの申込から審査時間、ATMでの現金引出しまで短く気軽に借入れできます。その上、与信枠(貸出上限額)も高額になっています。
借入れをする場合、返済計画を立てていますでしょうか?
TVコマーシャルでは最後に必ず「計画的にご利用ください」との注意が流れます。一旦返済につまずくと、住宅、車の購入など人生での大きな買い物をするときに利用できない事態も発生します。安易な借入れはご注意ください。
大半のカードローンはリボルビング返済方法になっています。これは返済した金額分をまた借入できるシステムです。利用限度額内で何度も出し入れをくり返していると結果として一向に借金が減らないことにもなります。
強い自制心と計画的な利用が大切です。