多重債務者減少(ピークの10分の1へ)
改正貸金業法で消費者金融会社の貸出総額に制限がかかったことにより、いわゆる多重債務者が減少しているようです。
借入が5件以上(日本信用情報機構のデータ集計)の多重債務者は、金融庁がまとめたデータではピーク時の10分の1となったとの事です。
ただこの多重債務者のデータは全情連加盟業者の統計をもとにしたもので、加盟業者以外の貸出データは反映されていません。
一方で、銀行の個人ローンの貸出残高は高水準で推移しています。景気回復が影響しているようです。(景気回復により個人の資金需要が増加、結果として個人ローンが増加という構図です。)
また、改正貸金業法は消費者金融各社に個人への貸出総額を年収の3分の1までに制限するよう義務付けたが、銀行は適用外としているため借入先が消費者金融から銀行に移っている事も原因のひとつです。
ともあれ、個人ローンが増加しているのは景気が回復してきているバロメータです。所得が増え個人消費が伸びて景気回復が進んで行けば良いですね。
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