過払い返還密約で減額(法律事務所と貸金業者等)
過払い金の返還交渉とは、消費者金融業者に払い過ぎた借金の利息を取り戻す手続きですが、この制度をめぐり、請求を代行する法律事務所が、貸金業者と手を結び、債務者の一部に不利益となる協定を秘密裏に交わしている例があるとの報道がありました。
過払い金の返還請求では、法律事務所が、債務者集めで、吊り下げ公告、TV、新聞、雑誌等でコマーシャルを行い一種の流行になっています。
過払い金の返還交渉結果では、
・返還請求後も借金が残る人
・返還請求後は借金は完済し、貸金業者から過払い金を取戻せる人
となります。
消費者金融業者の内部資料から判明したもので、返還額を減らして手早く和解する密約で、法律事務所は多くの依頼を一括処理できる、貸金業者も返還支出を減らせるメリットもある。その一方、債務者は知らないまま、返還額を減らされているケースがあるとの内容でした。
今回の密約では、一番肝心な依頼者の目線が抜けており、返還請求ができる人には不利益しかなく、協定を知らないまま返還金額を減らされているケースがあります。
和解は、それぞれの債務者の事情や要望に応じて個別に判断するのが本来のあり方ですね。返還請求は、請求フォームも定例で個人でも出来ます。自分で、計算してみるのもお勧めですね