三菱東京UFJ銀行が名称変更し、三菱UFJ銀行へ
三菱UFJフィナンシャル・グループが、現在の三菱東京UFJ銀行の名称を変更すると発表しました。東京三菱UFJ銀行や三菱UFJ銀行と間違って記載することが多く、今回三菱UFJ銀行に変更するとのこと。
三菱東京UFJ銀行は、以前の三菱銀行・東京銀行・UFJ銀行(旧三和・東海銀行が合併)が合併して設立された銀行です。しかし、それぞれの銀行も設立時から合併を繰り返し、現在に至っています。
同グループのホームページに公開されている沿革をみると、明治時代から10行の銀行が合併を繰返し今に至っています。
現在、メガバンクと言われている、 みずほフィナンシャルグループのみずほコーポレート銀行も第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行が合併、スタートから数えるとやはり8行が合併しています。
同様に三井住友ファイナンシャルグループの三井住友銀行は、太陽銀行・神戸銀行・三井銀行・住友銀行の合併によるものです。
この様にみると、銀行は、合併と吸収を繰り返して巨大になっています。
過去には、政府(大蔵省)の保護と規制のもと、金融行政の護送船団方式から、金融自由化に遅れていましたが、ここに来て取扱業務の拡大等を図り、今では、個別の金融会社(クレジットカード・信販・消費者金融会社)も子会社にしてグループを形成しています。
そしてネット時代、フィンテックにより新しい技術を使った金融サービスが次々と生まれています。
一方、地方銀行も合併を繰返し規模の拡大を行い効率化を目指しています。但し、ただ大きくなるだけではなく、各行で特色を持つことが必要ですね。