消費者金融各社の黒字化と貸出残高増加について・・・
衆院選での自民党優位の動きから、消費者金融会社の株価が上昇したとお伝えしましたが、
実際の経営状況も改善されてきたようです。
消費者金融大手のアコム・レイク・アイフルなど12年9月の中間決算は、純損益が黒字になりました。
また、消費者金融向けの無担保貸出は、全体の貸出金ベースで前年同月比9.8%増の2,510億円で3か月連続で前年実績を上回ったと消費者金融業者やクレジットカード会社などでつくる日本貸金業協会が発表しています。
今回の黒字決算の大きな要因は
①グレーゾーンの過払い返還騒動の動きが一段落したこと。
②消費者向け無担保貸出の増加したこと。総量規制による返済が進み、再度融資枠が復活したことも原因のようです。
メガバンクの消費者金融業界への対応も、「過払い問題」の沈静化を見込み、貸金業者の子会社化・系列化を進めてきました。
今後の国内経済の景気回復を受けて、積極的な事業展開が予想されます。
新規申込みや借入れが容易に行える状況が、整って来た状況と思われます。