コンプライアンスの順守を
長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故では、現役大学生15人が犠牲になりました。
夢のあるこれからの若者が亡くなったことは本当に残念に思います。安全運行の管理体制に関して、旅行業者、バス運行会社等への各種法令違反の可能性が報道されています。
・長時間労働の三六協定を結んでいない(労働基準法違反)
・運転手の健康診断を行っていない(労働安全衛生法違反)
・国の基準よりも低い料金でバスを運行した(道路運送法違反)
・道路運送法違反があるバス運行会社に業務を委託した(旅行業法違反) 等々
事故が発生したことにより大きく報道され、さらにこれだけの法令違反があったとなれば企業にとっては致命的になります。昨年、大手企業でも不正が発覚しました。また、同志社大学のごみ処理の法令違反も公表されています。
雇用や社会保険関係の法令違反に関して厚生労働省は以下のような対応をするようです。
・若者の採用後のトラブル防止から、法令違反を繰り返すブラック企業からの求人を
ハローワークでは3月より受付けしない
・保険料の支払いを逃れるため厚生年金に加入しない悪質な事業所に刑事告発のための
基準を策定する
この程度なら…と法令順守を怠ると結局大きなマイナスとなります。
法律制定の趣旨を理解した法令順守を心がけて欲しいものですね。