プラチナカードの大衆化が進んでいます。

先日、私の友人より、「プラチナ法人カードへの入会を勧誘されている。」という相談がありました。
私の友人は昨年開業したドクターですが、持っているゴールドカードだけで充分だと思っていましたが・・・
最近、クレジットカード各社は、こぞって高級カードを拡大!!
その結果、超高級カードだったプラチナカードを大衆化してしまうのでは。と心配する会員も多いとか・・・

よく言われるのは、旅行保険。高級カードの会員になれば、旅行保険がセットされていますし、カード会員用の空港ラウンジも利用できます。更に、法人向けのプラチナカードなら、秘書代わりに使えるケースもあるとか・・・
年会費は高額(数万円)になりますが、多彩なサービスなど特典の使い方次第で、年会費分以上の価値を感じられるようです。

この様に各社が、高級カードを拡大しているのは、10年に完全施行された改正貸金業法で、消費者が借りられる金額の上限などを定める「総量規制」が導入され、利用者が借り入れを増やせなくなり、キャッシング事業の利益が急減、手数料の収入確保に動いているからとか言われています。

最近は、航空各社と提携したプラチナカードやプラチナプレミアムカードが数多く発行されています。空港のラウンジ利用や手荷物宅配など様々なサービスが受けられ、マイルの交換率が高い場合が多く、レストランやゴルフ場の予約(コマーシャルで見かけますね!)を手配してくれるコンシェルジュサービスが使えるカードもあるとのことです。海外での利用が増加しており、財布のひもが緩む旅先で「選ばれる1枚」になろうと狙っているのです。

一方、経済産業省によるとクレジットカード業の取扱高は前年同月に比べ6.8%増加し、12カ月連続のプラスで、会員増加とインターネット販売の決済が引き続き好調だった。との報告もあります。

いまや、一人が3枚持つと言われる状況下、財布の中のメインカードへの挑戦です。