銀行の店舗規制の見直し
銀行の営業時間は、当初「午前9時から午後3時まで」となっていましたが、銀行法の改正により緩和され、ショッピングセンター等に支店のあるケースではセンターの営業時間にあわせた時間延長が採用できるようになっていました。
都市部では、個人向け住宅ローン・資産運用等の相談窓口の休日対応もしている金融機関も多くなっています。一方で利用者が少なく、店舗維持のコストが負担になっている地域銀行は、むしろ営業時間の短縮を求めていました。
この度、金融庁は原則として「午前9時から午後3時まで」と定めている銀行の営業時間を短縮できるよう銀行法の施行規則改正に向け、近く一般からの意見を募ることになったと報道されています。
すでにATMも休日対応や24時間運用体制となり、営業時間を短くしてもサービス低下には繋がらないとの見込みからのようです。今回の方針は、店舗網維持の負担が重い地方銀行のために必要な動きかもしれませんね。また、地域に合ったサービスのあり方が求められている今、過去の「護送船団」からの自由化のスピードアップが求められていますね。