休眠預金の活用
以前より、国家戦略室の日本再生戦略(2012年)の提言から、休眠預金の活用が議論されてきましたが、先日新聞で活用方法が難航していることが報道されていました。
休眠預金とは、金融機関で10年以上出し入れがない預金のことで、毎年全国で約500億円あり、最終的には金融機関の収益になります。
本来休眠預金の時効は、銀行では商法上5年で消滅時効、信用金庫の預金は民法上10年で時効消滅となりますが、今でも、時効後の預金の払出には各金融機関とも応じています。
記事の内容は、この休眠預金の扱いについて、国庫に入金するのか、民間で活用するのかで意見が分かれているとのことです。
国庫に入金すると現在の仕組みから大きな変化を見込めない可能性もあり、民間で活用する方が透明性の確保の点や成果も求めることもできるため、民間に任せたらどうかという内容でした。
日本再生戦略での提言から既に3年、早く結論を出してほしいものですね。