一円玉の製造、3年連続ゼロに

財務省は2013年度、一般流通向けの一円玉を製造しない方針だそうです。2014年4月に消費税が5%から8%に引き上げられるのに伴い、利用が増える可能性もありましたが、需要を見極めて判断した結果、見送られることになったようです。

つい先日、桜の通り抜けで賑わった造幣局ですが、近年は国内での貨幣全体の製造量が減少傾向にあります・・・
一円玉の需要の低迷は電子マネーの普及が最大の原因で、日銀のまとめでは11年度の電子マネーでの決済金額は2兆582億円と4年で3.7倍に増加した。電子マネーの利用が増えると一円玉・五円玉などの少額硬貨の利用が減少する為、一般流通向けの一円玉は3年連続で製造はゼロに・・・・

国内の貨幣需要の増加が見込めないなか、財務省と造幣局は途上国向け貨幣製造の受注活動に力を入れています。バングラデシュから貨幣製造を受注したほか、今年度はアジア・中東の14カ国で、日本の貨幣製造技術をPRする予定だそうです。

財布の中身と相談しながら購入する品物を決めていた世代には懐かしいことですが・・・
それが、クレジットカードになり、今は、電子マネー時代。
時代の変化は速いですね・・・・