中国人観光客向けに東京のデパートで自動翻訳機で接客
自動翻訳機については、医療現場での導入が期待されています。訪日客の増加に伴い、通訳言語も、中国語・韓国語・ベトナム語・タイ語等のアジアの各国から、英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語等の欧米各国と医療関連の専門通訳が必要とされています。一般診療窓口では、診療を断るか、多言語医療問診票で対応し、その後、電話による通訳案内を利用している状況です。
買い物にも自動翻訳機が活躍している様です。
東京都内のデパートで、「中国人観光客の春節」にあわせて大手電機メーカーが開発した小型の翻訳機(今回は中国語・韓国語・英語)を「接客に活用する」取組みを始めた。と言う内容が報道されていました。
東京・新宿にあるデパートでは中国人観光客が増える「春節」にあわせて大手電機メーカーのNECが開発した小型の翻訳機を接客に活用する取り組みをきのう始めました。
この翻訳機は、例えば従業員が中国語で尋ねられると日本語に訳してディスプレーに表示するとともに日本語の音声にも変換します。
そして質問内容に応じるように日本語で答えると中国語に訳して表示し、音声でも伝えます。
この機械は英語と韓国語も翻訳できるということで、デパートでは今月25日まで試験的に活用して中国人をはじめ外国人旅行者への接客にどれだけ役立つか確認し導入を検討したいとしています。
小田急百貨店お客様サービス部の物永公仁統括マネージャーは、「中国人の観光客の中には通訳が売り場に到着するまでの時間が惜しいという人もいるので、ことばのやり取りで待たせなくて済むようになることを期待している」と話しています。
2018年2月20日NHKニュースWEBから
英語圏以外の観光客にとっても、待ち望んでいることでしょう。
また、私の身近にご主人の配偶者として突然来日された、ご婦人がいます。
ご主人の留守を守る奥様達は、日本語が話せなく、普段の生活や、お子さんの教育等、日本の国内事情に慣れなくて帰国する方もいらっしゃいます。
特に、お子様の教育面では不明な点が多く、将来に不安を持って生活されています。
現在、その方々は、ケータイ端末の翻訳アプリを利用されていますが、翻訳能力にあまり納得できないようです。
今回の報道は、都内のデパート売場で、接客に活用するとのことですが、今後の開発メーカーの改良への活躍を祈っています。
既に、他のメーカーではウェアラブル型のハンズフリー音声翻訳端末も開発されています。近い将来には、一般消費者に向けた実用化が進んでいくことでしょう。
2020年の東京オリンピックに向けて、どんどん来日される外国人は増えるものと思われます。ぜひ、自動翻訳機も使って「おもてなし」して行きたいですね。