お金を借りるときのために私の体験談をお話しします
よく、お金を借りるのに、銀行は敷居が高いっていうけど、そうでもないよって話をしてみたい。
昨年12月のこと、僕は、思い立って、ローンカードを作っておくことにした。
出張などの折に、急な入用で困ったことがあったからだ。そこで、どこで、ローンカードを作るか思案したあげく、職場の近くの信用金庫に申し込むことに決めた。信用金庫というと、サラリーマンには、あまり、馴染みがないように思えるが、僕の場合は、たままた知り合いがその信用金庫に勤めていたので、借り先として浮かんだ次第である。
インターネットで、その信用金庫を検索して、ローンの申込みをするときに必要な書類を調べてみた。運転免許証と保険証、それと印鑑を持参すれば手続きをしてもらえることがわかる。
さっそく、昼休み、職場を抜け出して、その信用金庫の支店へ向かった。
お金を借りる申込みは、なぜか緊張してしまう。
平静を装って、信用金庫の自動ドアをくぐる。
「いらっしゃいませ」という元気な女性の声が、カウンター越しに聞こえてきた。
親しみやすそうな笑顔の女性職員に、ローンの申込みだと告げると、隣のブースを案内された。受付をしてくれた職員は、ベテランの男性だった。胸の名札をみると、次長とある。偉い人かなと思うと、なんだか少し安心したような気分になった。
インターネットで調べた商品名を告げて、申込みをお願いする。
免許証の提示を求められ、コピーを取られた。
申込書を手渡され、必要事項に記入をした。
申込書記入後、個人情報の取扱いに関する同意書に署名。
申込書、同意書に、押印を求められる。
その後、健康保険証のコピーも取られる。
手続きが、てきぱきと行われたせいか、めんどうな感じはしない。
バックヤードで、申込書の不備チェックをしているふうで、しばらく待った。
申込書の記入不備を指摘され、免許証番号、保険証欄を記入する。
最後に、同意書の控え、書類の預かり書を受け取った。
次の手続きはと尋ねると、今日のは、仮審査での申込みで、審査結果に問題なければ、再度、来店して、本審査、口座開設の手続きをお願いしたいとのこと。やはり、このあたりは、金融機関だ。さすが、きっちりしている。
応対は、終始、丁寧にしていただいた。
約15分あまりで退店。15分の手続きだと、昼休みに、ちょっと抜け出すくらいの気軽さで利用できそうだ。
その後、2、3日して、信用金庫の担当者から電話が入る。本契約のために、来店して欲しいとのこと。持参物は、免許証、保険証、印鑑。
同日、信用金庫を訪れる。
受付で、ローンの手続きをお願いする。
今度は、別の男性職員が応対してくれた。
前回記入した申込書、本部からFAX送信された書類は、クリアホルダーに入れられた上で、キングジムタイプのバインダーにつづられていた。
さっそく、指示に従って、本申込書に記入。
前回の申込書とまた同じ内容を記入するのかと思ったが、前の申込書と同様という選択があって、勤務先などは、記入の必要がなかった。
口座開設の手続き書類に記入。
普通預金のカード発行書類に記入。
ローンカード発行書類に記入。
個人信用情報の取扱いに関する同意書に署名。
反社会的勢力ではないという書類に署名。生まれて初めて書いた書類だ。
免許証と保険証のコピーを取る同意を求められた。
パンフレットを渡され、最低支払額、利用方法、ATMでのカード返済方法の仕組みを説明される。
カードは普通預金のキャッシュカードとローンカードの2枚発行され、別々に自宅宛に届くらしい。
カード到着には、1週間程見ておいてくれと言われた。
ローン手続きは、20分で終了。
普通預金口座開設にも時間がかかって、プラス10分。信用金庫に普通預金の口座のある人は、ローンの手続きだけで済むそうだ。
1月某日
待望のローンカードが届いた。これで、いつでも利用が可能だ。
1月某日
愛媛県の松山に出張で訪れた。四国なのに、ことのほか寒い。給料前で、財布の中身も寒い。財布に入れていたローンカードが活躍。地元の信用金庫のATMでお金を借りた。以外に知られていないことだが、しんきんATMゼロネットサービスというのがあって、全国の信用金庫相互間のATM・CD利用料が無料なのだ。全国で約2万台のATM・CD機が対象なので、大変、使い勝手が良い。余談だが、出張の土産は、一六タルトと宇和島産のじゃこ天にした。
信用金庫で借りたお金の返済は、普通預金口座から、分割の決まった金額が、自動引落としされる。毎月10日までに、普通預金の口座にその分、入金しておく必要がある。
以上、僕のお金を借りた体験談をお話した。身近にある信用金庫もお金を借りるときの選択肢のひとつだと思う。そういえば、石川遼君のテレビCMで、信用金庫のイメージもぐっとあがったように思う。