ローンの豆知識シリーズ
さあこれから、借入しようとすると、借りられるのか、どこで借りたら、必要書類は、審査はどうなるのか、返済金額(金利は)は、いつ借入できるのか、疑問や、不安がいっぱいになります。
ネットや、金融機関の窓口では、教育(進学)ローン、自動車(マイカー)ローン、カードローン、フリーローン、リフォーム(増改築)ローン、住宅ローン等、ローンの名前があふれていますが・・・。
上手に借り入れするにはどうしたらいいのでしょうか?
その前に、ローンには、①利用目的、②担保有無、③借入方法(契約方法)に分けて、それぞれ二つに分類できます。
簡単に分類すると
①の利用目的(使途)については、使途限定のローンと使途自由のローンです。
よく目にするローンですね。
教育ローン、マイカーローン、リフォームローン等は使途が限定されているローン、
カードローン、フリーローンは使途自由のローンです。
②の担保有無は、担保ローンと無担保ローンです。
主に借入金額の大小により分類されます。
借入金額が高額になる、住宅ローンや、リフォーム(増改築)ローンは担保が必要で、フリーローンやカードローンなどの少額資金借入では、無担保ローンが多い。
③の借入方法(契約方法)は、反復利用できる契約(リボルビング契約)と、一回だけ利用できる契約(金銭消費貸借契約)の二種類です。
カードローンは、リボルビング契約(貸出枠の契約)で、教育ローン、住宅ローン等の利用目的の決まったローン、及びフリーローンは、金銭消費貸借契約になります。
その他、利息の計算方法にも種類がありますが、ここでは省略します。
いくらまで借入できるか?
それぞれ業界(除く銀行等)により法の規制がある。
①貸金業界(消費者金融業者、クレジットカード、信販業者)の業界を規制する貸金業法では、同業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなります。(総量規制といいます)
②クレジットカードや信販会社を規制する改正割賦販売法(ショッピングクレジットの購入を額を規制する法律)によれば、
利用者等の1 年間の「年収等」、「生活維持費」、「クレジット債務」に基づく「支払可能見込額」を算定して審査することを義務付けました。
「支払可能見込額」を超えるクレジットの利用は原則禁止となりました。詳細は、ネットで紹介されています。(住宅ローン返済は除きます)
③一般の金融機関には、貸金業者やクレジット業者のような融資制限はありません。
しかし住宅ローンのような長期返済のケースでは、一般的に、年間返済額は年収の30%までと言う目安があります。
これらは、規制のない時期に多重債務者が多く発生し、社会問題になったため制定された法律です。
それでは次回から、具体的に①の利用目的(資金使途)から利用方法を考えてみましょう。