東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、愛知県、福岡県など各地のコンビニに設置されたセブン銀行のATM 約1400台から先月15日、偽造とみられるクレジットカードで3時間ほどの間に約18億6千万円が引き出されていたことが報道されています。
取引記録から、南アフリカの銀行が発行したカードの情報と、今回使われたクレジットカード約1600枚の情報が一致したと発表されています。
これについてセブン銀行は、セブン銀行設置のATMの利用によってカード情報が不正に取得されたり、偽造されたりすることはなく、同時に、今回の引き出しによるセブン銀行の金額的な被害はないと説明しています。
最近では、セキュリティが高いICチップと磁気ストライプの両方がついたクレジットカードが一般的ですが、今回使われたのは偽造磁気ストライプカードです。
セブン銀行のATMは、国内・海外で発行されたカードについて、ICチップ付きカードの取引対応を完了していましたが、一方でクレジットカード加盟店ではコスト面からまだ進んでいない状況です。
経済産業省もクレジットカードの不正使用を防ぐため、ICチップ付きカードに対応した端末の導入を加盟店に義務づけ、割賦販売法の改正案を出し、2018年にも義務化する予定で進めているようです。
一度ご自分のクレジットカードを確かめてください。