楽天銀行が住宅ローンに参入という記事が出ていました。
ネット銀行は、主に決済機能からスタート。現在、金利の有利さで、預金(普通・定期)を増加させていますが、預金の運用は、個人向け金融(カードローン)が主体です。ここに来て、預金に対する貸出金の割合(預貸率)を増加させるため運用先の開拓が課題となっているようです。
今回の記事は、
楽天銀行は2013年9月末で9300億円の預金残高があり、前年同月末に比べ約2割増えた。預金に対するカードローンなどの貸出金の割合を示す預貸率は3割弱で、運用先の開拓が急務となっていた。
という内容でした。
大半の銀行の預金運用先は主に企業向け、個人向けでは住宅ローン、そして最近は、個人向け融資(カードローン、個人ローン)にも力を入れ始めているようです。
一方、営業店の無いネット銀行では、カードローンを中心として個人、事業者に融資を行っています。営業マンがおらず、営業店が無い為、企業向け金融等の取扱いは難しいのが現状です。
その結果として、ネット銀行も住宅ローンの取扱いに力を入れ始めたのでしょう。
銀行間での住宅ローンの低金利争いが話題となっていますが、利用者としては選択肢が増えることは有難いですね。