Categories: 貯金

あるクレジットカード会社で断られても、違う会社では、可決承認される・・

借入を数社同時に申し込みすると、なぜか融資枠と提供される金利も違うことがあります。
同じ信用情報センターを使って判断しているのに不思議ですね・・・
その原因は、規制される法律、各社独自の貸付基準や審査ノウハウに違いがあるのです。

今の貸金業法では、融資総額は、年収の3分の1までと法律で決められています。しかし、銀行が提供する商品には、この規制は適用されません。規制される法律が違うからです。個別の融資条件を見てみますと融資金額(融資枠設定)と貸出金利は、各社によりそれぞれ違ってきます。 大手ノンバンクでは、過去の取引の実績からリスクを分析しています。顧客をグループ分けして、グループ毎のリスク発生率などを評価します。市場環境(地域特性など)の違いにより、リスクの発生率に特性が出るようです。各社はこの情報をもとにスコアリングモデルという評価基準を設定します。このモデルと貸付基準とが各社によって違うのです。それで同じ顧客でも融資条件が違うのですね。

申込みをすると現在の貴方の属性(職業・勤続年数・収入・居住状況・家族構成など)と信用情報センターからの貴方の借入履歴等の情報をもとに審査されることになります。審査システムでこれらの基礎情報をスコアリングにかけ点数化し、顧客をランキングします。これら2次データをもとに各社の貸付基準にそって融資条件が決められます。

リスクの低い顧客は、高額の融資枠と低利な金利が提供されます。リスクが高いと判断された顧客は、融資枠を押さえて、金利を高くして様子を見ることになります。過去の取引で事故などがありリスクが非常に高いと判断された顧客は、各社とも貸付を敬遠します。
しかし、「過去の事故等」が一生ついて回る訳ではありません。不慮な事故などでトラブルが起きるケースもあり、時間が経てば個人の信用は立ち直る訳ですから、情報の保存期間(利用期間)も決められています。保存期間等については、基本的に5年を超えないルールがあります。銀行系情報機関では、官報情報(破産)などは10年を超えないルールがあります。

特に、不審なことがあれば、自己情報は開示できます。自分の情報を確認して下さい。
お金計画

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