先日、セブン銀行とプロミスが提携し
セブン銀行のATMサービスの強みは、24時間・365日対応とコンビニの店舗数にあります。設立時には、競合する金融機関との提携で苦労されたようですが、現在では大半の金融機関と提携しています。
セブン銀行のATMの強みは
・24時間利用できるコンビニのセブン-イレブン、イトーヨーカ堂全店にATMが設置され顧客の利便性に繋がっている。
・海外で発行されたブランドカードでのATMからの出金も可能。最近の訪日客増加から、国内での現金(日本円)引出や、その逆の、海外企業と提携し海外送金(現地通貨での出金)も可能である。
・音声誘導に対応できるコールセンターを設置し、視覚障害者向けの音声ガイダンスサービスや対応したオペレーターから状況の説明を行っている。また、オペレーターは遠隔操作もできるので、いざという時に人手による対応が可能。
・外国語(英語および日本語・中国語(簡体字)・中国語(繫体字)韓国語・タイ語・マレーシア語・インドネシア語・ベトナム語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語)に現在対応している。また、24時間対応のコールセンター(英語対応)を設置している。
・ATMネット網と24時間営業の強みから、「売上金入金サービス」を提供し、銀行の夜間金庫の役割も果たしています。現在では、あらゆる業種の方が利用されています。
これらのサービスは大変好評です。
〇ATMの機能と言えば、金融機関の事務合理化による銀行窓口の代替が目標ですが、現在は、セキュリティ面の対応や、身障者・高齢者・外国人等への特殊なサービス提供、また、サービス端末としての開発がATMメーカーにより進められています。(次世代ATM)現在、本人確認も指認証だけでカード不要のATMも実証実験中ですね。
また、顔認証での決済も大手銀行で実証実験中です。今後の金融機関の窓口にはどの様な端末が登場するのでしょうね。
この度のセブン銀行は、他の金融機関と違い、預金獲得や融資で競争するのではなく、金融インフラのATMに特化して収益をあげる「新たな形態の銀行等」の一つと定義されています。