日銀のマイナス金利政策の影響から、百貨店の「友の会」、旅行業者の「旅行積立」の申込みが大幅に増加しています。
それぞれ利用者にとっては、金融機関の利回りを上回るサービスが期待できるようです。
「友の会」は、毎月一定額を12ヵ月間積立し、満期になれば1ヵ月分のボーナスをプラスした分の専用カードやお買物券を受け取れます。割引や優待等の特典があり、将来の中元や歳暮、洋服や腕時計など高額商品の買い物に備えることができます。
また「旅行積立」も、毎月積立をし、満期になればボーナスをプラスした分の旅行券を受け取れます。毎年家族旅行へ行く、友達と来年海外旅行に行こうと話をしているなど、旅行先等の目的が明確なケースにはメリットがあります。
一方、募集会社にとっては、「顧客の囲い込み」を図ることができます。積立てることによって固定客の獲得ができるため、競争が加熱しているようです。
「友の会」の積立は、積み立てた百貨店でしか使えないことがほとんどです。
申込みには、約款等を確認してメリットデメリットをチェックのうえ、利用をお勧めします。