先日、「100年定期預金証書」を受け継いだ子孫から銀行に問い合わせがあったという報道を見ました。
1915年に募集した100年定期預金、利息は年6%の複利。満期の2015年には預けた金額の300倍超になる計算で、1円を預けていると339円だそうです。
しかし現実は、世界大戦やその後のインフレなどで当時の貨幣価値の数千分の1以下になっており、結果として問い合わせた方々は「預金証書は記念に保管します」と話しているとか・・・
また、この年末には、旅行中に自宅に保管していた約4500万円の現金が盗難にあったという報道もありました。 最近のデフレから脱却途中の状況やマイナンバー制度スタート、また相続税の増税等からタンス預金の方も多いのでしょう。
ただし、今回のように盗難や火災、誤って廃棄してしまうなどのリスクもあります。
現在の定期預金金利は0.3%前後が一般的です。お金の価値を維持するには、投資も含めた金融商品の研究が重要ですね。