こんな記事が報道されていました。
金融業界では、優良債権である住宅ローンの獲得競争も激しくなっており、新たに個人向けローン市場に目を向けているようです。1契約あたりの融資額は少ないですが、住宅ローンに比べ金利が高く収益性が高いからです。
現実に、メガバンクやネット銀行では、個人ローン残高の伸びが急増しているようです。特に、メガバンクの東京三菱UFJ銀行や三井住友銀行では、系列のノンバンク(アコム・プロミス)と保証提携して、個人ローンの展開を拡大しています。ネット銀行の展開も活発で、中央紙の記事では、ネット銀5行、カードローン4割増 3月末残高と報道されています。、
一方、地銀各行でも個人ローン市場に目を向けています。一部では、担当者を増員するなど個人ローンの営業体制を強化している地銀も見受けられます。
また、貸金業者のノウハウも導入し、自行で展開しようとしている動きもありますが、まだまだメガバンク同様、貸金業者に保証提携といった形態で個人ローンが行われています。
個人ローンの展開が普及した要因の一つとして、ITの普及により「申込みから決済まで」インターネット上で手続ができるようになったことがあります。
インターネットを利用すれば、地方であっても、地理的な制約がないので全国に展開できるからです。ネット支店で投資信託などの金融商品を扱う地銀もあります。
インターネットを活用した市場の拡大ですね。
地方銀行が保証会社と提携せず、自社で個人ローンができるようになれば、保証会社に支払う費用がなくなり金利が安くなるかもしれませんね。