史上空前の低金利時代。住宅購入には絶好の時期だといわれています。一方で、支払金額を比較すると「賃貸住宅の方が、得だ。」と言う意見もあります。
それぞれメリットとデメリットがあります。どちらのリスクを考えるのかを決めておかなければなりません。
不動産業者の窓口に行くと、お客様の状況なら、借入金額は△△程度まで可能です。お薦めは○○の物件です。と案内されます。
それにより、賃貸と持ち家、生涯にわたっての住居費の総支払い額はどっちが得か?は、簡単に計算できます。持ち家の場合は、自分の財産となると言う安心感がありますが・・・
では、リスクはどうなのでしょう?
〇持ち家の場合
ローン支払いに支障の出るケースも考えられる。大手企業もリストラ・倒産も考えられ、安定して支払いを続けることが出来るか不安定です。
〇賃貸の場合
老後に安心して入居できる物件はあるか?
賃貸物件に入っていても「建物の建て替え」などから、立ち退きが必要となるケースもあります。高齢者になれば賃貸住宅に入るのは想像よりもずっと大変のようです。
これに関しては、高齢者支援策「断らない賃貸」広がらず。という記事が掲載されていました。
身寄りのない一人きりの高齢者の住まいが確保できない問題から、住宅セーフティーネット法を改正し、政府が全国の空き家を高齢者支援策(政府が家賃補助・リフォームの改修費用の一部を負担する)として推進しています。
この改正は、「断らない賃貸」を推進する施策で、空き家対策と、高齢者の住まい確保で期待されていましたが、予定の目標17万5千戸に対して0.4%程しか、達成できていない状況だとのことです。
問題点は、高齢者の認知症等による住民トラブルや、孤独死の可能性から、貸主がの懸念している事などが考えられるとされています。
現役で、バリバリ仕事をしている場合は、老後のことなどあまり深刻に考えません。
定年後の老後資金や住まいをよく考えておくことは非常に大切です。