2019年4月の新卒採用は既に企業説明会もほぼ終わり、もうすぐ、内定通知もある学生も見られます。街でも、リクルート姿の学生を見かけます。今年の、新卒採用の募集は、3月の広報解禁から、6月からの選考解禁となっています。
日経新聞で就職支援会社の調査結果が掲載されていました。最近の人気先は航空会社や総合商社大手が上位にランクアップし、過去人気の銀行が順位を落としています。
総合ランキングで首位は日本航空(JAL)で3位が全日本空輸(ANA)となっています。総合商社も2位の伊藤忠商事、6位の三菱商事と人気になっています。一方、順位を落としたのは銀行で、三菱東京UFJ銀行が4位にランクインしたものの、前年1位のみずほフィナンシャルグループが17位、同5位だった三井住友銀行が14位となりました。
昨年から、メガバンクが人員削減等を行っており、新卒採用も削減すると報道されています。先日も既存店舗の見直しから、店舗の統廃合や、無人店舗への移行も発表されています。今後の金融機関の将来に不安を感じる学生が多かったからでしょう。
ところで、最近のIT革命は、第四次産業革命と言われています。これからも、このような産業革命が起きると、どの産業が就職先としての安定先か? というものが見えません。最近では定年延長も検討されています。今後は、同一産業で定年まで安定して働ける!という環境はないと思われます。
また、政府は「働き方改革(労働時間の抑制)」を声高に唱えながらも、「副業」を推進しています。大手企業に就職しながらも副業で週末ベンチャーを立ち上げている人なんかも珍しくなくなってきています。
これからは、ますます希望会社に就職できたとしても、スキルアップを図りながら、職種や産業に複数の選択肢を持つことも必要な時代となりそうです。