Categories: 守る年金

今年の所得控除について

 今年からスタートした制度のコマーシャルをよく見かけます。
・セルフメディケーション税制スタート
・個人型確定拠出年金の対象範囲の拡大です。

 個人の確定申告でよく話題になるのが、住宅取得控除、社会保険料、その他医療費、生命保険料、損害保険料等が一般的ですが、今年から、医療費控除、個人型確定拠出年金の控除が広く報道されています。

○セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)
    平成29年1月1日からの制度(平成33年までの特例ですが)
 該当の医薬品を購入した際、その購入費用について所得控除を受けることができます。ドラッグストアなどのレシートには、該当の医薬品を購入した場合、それがわかるようにレシートに記号が印字されたり、対象商品と分けられるなどの対応が取られています。
 医薬品購入のレシートは一年間保管しておきましょう。

○個人型確定拠出年金の加入対象拡大
    平成29年1月1日からスタート
 今まで、加入出来たのは自営業者と一部の会社員が対象でしたが、今年からすべての会社員、公務員、専業主婦も加入できるようになりました。
 年金の掛金がすべて所得控除の対象になる制度です。(年間の掛金にはそれぞれ14.4万円~81.6万円までの制限があります)
 取扱いは金融機関(銀行・証券会社・保険会社=それぞれ手数料が違う)で専用口座を開設することになります。掛金の運用方法は、個人で選択し、リスクの大きな運用は高配当も期待できます。さらに運用益は非課税になります。またリスクの心配な方は定期預金も運用対象にできます。取扱い窓口では、パッケージ商品(預金・株式・債権の組合せ)を案内していますので素人でも安心です。
 ただし、年金の受取は60歳からです。老後の安定した生活設計を考えるなら一考ですね。

以上の制度はネットでも広く紹介されています。研究されることをお勧めします。

お金計画

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