新聞に、大阪市で同姓同名、生年月日、性別も同じ別人の生命保険を差し押さえてしまったとの報道がありました。
今回の件は、国民健康保険料を滞納している女性の財産を差し押さえるため金融機関に照会したところ、生命保険会社から「契約時の住所と異なるが」として同姓同名の女性の保険データの回答があったのですが、区の担当者は十分な確認をせず「比較的近距離なので引越しで住所が変わった」と思い込んでしまったようです。
また、消えた年金問題ではまだ不明な年金情報がたくさん残っていますが、調査は打ちきられることになりました。消えた年金とは年金記録の入力ミスや不備、管理方法の問題などにより照合が困難で事実上持ち主が判明できない年金記録です。
個人情報は保護されるべきですが、間違った情報が登録されているケースもあります。
信用情報機関では同姓同名同生年月日であっても住所・勤務先などその他の情報も確認し名寄せをしています。それでもシステムエラーや情報の入力ミス等によって事実と異なる情報が登録されてしまうことがあるそうです。信用情報の開示をして、異なる情報が登録されていた場合は信用情報機関へ調査を依頼し、結果により正しい情報に訂正してもらうことができます。
これから、ローンを取組む場合には情報情報機関等での自分の情報確認も大切ですね。