以下の、四つの事を覚えておきましょう。
金利は資金の需要と供給の関係から決まります。
景気が上向けば
個人は、賞与も増え、高額の商品(自動車・住宅)の購入が計画できます。
一方、企業は、商品売上が増加するので、増産計画を作成し、設備投資を計画します。
つまり、資金ニーズが増加することで、金融機関は、より有利な融資先を探しますので、
金利は上昇します。
反対に、景気が悪くなると金利は下がります。
物価上昇で、金利は上昇することになります。
金融市場では、以下のことが発生するのです。
1%のインフレが想定されると、
100万円の価値は、1年後には、99万円の価値(1%の価値の減少)に減少します。
従って、100万円の融資金利は、1%以上でないと、資金価値が減少することになるのです。
3%のインフレを想定するケースでは、3%以上の金利でないと、資産価値の減少となります。
また、デフレ時代には、インフレと反対に
100万円の価値が、1年後には、101万円(1%の価値の増加)の価値になります。
すると、1%の融資金利で、実質2%の価値を生むことになるのです。
ですから、デフレ時代には、低金利融資でも金融資産の価値を上げることが出来るのです。
結果として、金利は下がることになります。
個人・・株式よりリスクの少ない預金へお金を回す。
企業・・①金利上昇で借入金依存防止から、設備投資の抑制へ、その為、業績低迷予想になり、
株価は下がる。
②また、企業内の余剰資金は、株式購入から、運転資金へ回す動きになり、
株式処分の動きに
結果として、金利が上昇すると株価は下がることになります。
反対に、金利が下がると、株価が上がる事になります。
「国債の格下げで住宅ローンの金利は大丈夫でしょうか?」のページを確認ください。