日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金制度で、返還滞納者の個人信用情報機関への登録が1万件を超えたことがわかった。と新聞の第一面トップで報道がありました。・・・
以前は、登録されなかったのですが、多重債務者の発生防止のため、平成22年4月から3カ月以上の滞納者情報を信用情報機関へ登録することになりました。一度登録されると、返し終えても5年間残り、クレジットカードや住宅ローンの利用が制限される可能性がある。記事のポイントは、信用情報の重要性を注意喚起する内容です。
この制度で登録される情報センター名は「全国銀行個人信用情報センター」全銀協加盟の銀行、政府関係金融機関、信用保証協会及び銀行系カード会社が加盟しているです。しかし、各情報センターは、CRIN日本の三つの情報センターは、多重債務者発生の防止の目的から、情報を交換しています。により、事故情報延滞情報と、奨学金の金額・最終返済日等の契約内容が登録されます。ですから、各社の与信判定で利用され、完済後も暫く登録されます。を交換しています。従って、すべての情報センターに登録されることになります。
また、滞納情報は、一般の延滞情報と同様な表示となりますので、クレジットカードの利用、ショッピングクレジット・個人ローン等の申込み時などに、支障をきたすことになります。また、事故情報は、延滞期間中だけでなく、完済しても過去の延滞情報として、暫く残る情報センターにより残る期間は違っています。注意することは、情報の残る期間は、滞納解消時からではなく、支払完了してからの期間です。ことになります。
クレジットカードの利用(決済機能)停止から、各種支払が出来なくなるケースも考えられますので注意してください。身近なケースでは、携帯電話購入時の分割支払いも利用できなります。
この、奨学金の滞納情報と同様に、スマートフォン等の携帯端末購入時には、利用情報・延滞情報が、情報センターに登録されていますヨ!
今、スマホ(ドコモ・KDDI・ソフトバンク)の契約で、
CIC「株式会社シーアイーシー」信販系、流通系、銀行系などほとんどのカード会社。ほかに信用保証会社及びローン・リース会社等も加盟している。の情報登録が、今までのクレジットカード・信販会社の情報登録を大きく上回り、ベストテンに入っているとか、若者の支払状況も、信用情報収集のターゲットになっていることを認識すべきだとの記事もありました。結果として、将来の、信用販売利用(クレジットカード・ショッピングクレジット・住宅ローン)に影響が出ることになります。中高生から、制度の仕組みを知らせることが必要ですね!
さて、奨学金の返済で、個別の事情で返済できないケースには、
救済制度があります。
在学または経済困難等により返還期限を猶予されている方、減額返還制度適用期間中の方は登録されません。
詳細は、独立行政法人日本学生支援機構(旧日本育英会)の「個人信用情報機関の活用の開始と個人信用情報の取扱いに関する同意書の提出のお願い」の
ページを参照ください。
奨学金を返済しない利用者が多いことから、返還促進に関する有識者会議で、多重債務者発生防止のため情報登録が決まったようです。
困った時は、機構に相談することをお勧めします。
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