住宅ローンを組む際は通常、本人に万一のことがあったときに残債を代わりに払ってくれる団体信用生命保険(団信と言われます)を付ける事が条件になります。最近では、この団信の保障内容を拡大した商品が一般的になっています。
特に住宅ローンは、金融機関にとって優良債権で、低金利を目玉として獲得競争を行っていました。ところが、既に金利は限界まで下がり、頭金なしでの融資商品等、貸倒リスクの増加が心配されていました。そこで、最近は付加価値サービス競争が活発になっています。
最近の商品は、死亡・高度障害、がん、急性心筋梗塞、脳卒中という三大疾病、七大疾病保障付きなど、特約付きの団信も数多く出ています。さらに特定の金融機関では、「腎臓病でずっと人工透析を受ける」などの16の特定状態の想定や、病気やけがを問わず公的介護保険の要介護2以上になった場合などローン残高が免除される団信もあります。
保険料についても保険料が銀行負担のもの、金利に上乗せのもの、月額で支払うものなど、金融機関によって異なります。特に、長期にわたる返済の場合は安心できます。
住宅ローンの取組時にはぜひ考慮すべき内容ですね。