インターネットを利用している際「PayPal」での支払いを求められることがありますね。
「PayPal」(ペイパル)とは、決済サービスを提供する会社です。
通常日本では、決済サービスには、クレジットカードが利用されています。
しかし、町の小さなショップなどの小規模業者は、まだクレジットカード決済の導入率は低い状態です。その理由は、クレジット会社の加盟店審査、利用者の個人情報(クレジットカード番号・有効期限などの情報)漏洩防止等の障壁があること
また、小規模事業者側では、導入費や手数料などのコスト負担が大きいことからです。
この度、米国ペイパルはソフトバンクと提携、ペイパルジャパンを設立し、新たに個人事業者等を取込むかたちで、今年から日本で本格展開を始めています。このサービスは、米国、カナダ、香港、オーストラリアについで日本は5番目の導入地域となります。
小規模事業者は、パソコンがあればこのサービスを利用できます。さらにパソコンがなくてもスマホがあれば専用ソフトをインストールし、小さなカードリーダーをつなぐだけで、決済端末として利用することができるのでコストを抑えることが出来ます。
ペイパル利用者は、会員登録しアカウントを取得することでサービスを受けられます。精算時にはIDとパスワードで決済する仕組みなので、ペイパル加盟店(売り手)にはクレジットカード情報が伝わりません。これはより安全な決済サービスとして注目されています。
今後、小規模事業者や個人ビジネス事業者は支払方法の多様化で見込める売上の増加に向けて、ペイパルをビジネス決済として拡大して行くと思われます。
一方、カード偽造が多い今日、IDとパスワードだけで支払いが可能なので、クレジットカードを利用する人にとっては決済の幅が広がり、大きなメリットが得られる可能性もありますね。