今年の初詣は、千本鳥居で有名な京都の伏見稲荷大社に行きました。
すごい人で、地元の神社にすべきだったかなと思いましたが、何とか、新年の無事と平安を祈願出来ました。
参拝客には、アジア系の外国人も多く見られました。
団体客も多く、添乗員が引率の旗を持ちながら、案内しているのには驚きました。
大きなスーツケースを持ちながらのお参りは、自分も周りの人も大変です。
有名な千本鳥居も、列が出来て人混みを見学に行ったようなものでした。
1月4日には、その伏見稲荷大社で賽銭開きが行われたというニュースがありました。
伏見稲荷大社で賽銭開き 4129(よいふく)円小切手、外国紙幣も
商売繁盛の神様で知られる伏見稲荷(いなり)大社(京都市伏見区)で4日、初詣の賽銭(さいせん)を数える「賽銭開き」が始まり、白衣姿の銀行員らが正月三が日の賽銭の計算に取りかかった。
境内約50カ所の賽銭箱へ投じられた紙幣や硬貨を7人がかりで仕分けし、計数機にかけた。勘定には5日ほどかかるという。
語呂合わせで「4129(よいふく)」「2951(ふくこい)」と縁起を担いだ金額の小切手のほか、宝くじ、米ドルや中国の人民元、タイのバーツといった外国紙幣も見られた。
権禰宜(ごんねぎ)の岡野隆弘さん(47)は「平成30年も稲荷大神の御神徳(ごしんとく)をいただき、実りのある良い年になれば」と話した。(2018.1.4 産経ニュースの記事より)
数日かけて、お賽銭をマスクと手袋をして手作業で整理し、その後、取引口座に入金。
取引の銀行口座に預金されるそうですが、その後すぐに引き出されてしまうとのことです。
お賽銭の勘定は、取引銀行の行員がお手伝いしていますが、最近では、外国のコインが、また、ゲーム機のコインもあるそうで大変だそうです。
ちなみに、金融機関に設置されている紙幣計数機、硬貨選別機は、金種は国内通貨だけのようです。
ですから、一旦、日本円と、外国通貨に仕分けしてから勘定するそうです。
観光庁のホームぺージには、「観光立国推進基本計画」を策定
平成32年までに、
1)国内旅行消費額を21兆円にする、
2)訪日外国人旅行者数を4,000万人にする、
3)訪日外国人旅行消費額を8兆円にする等の目標を掲げています。
この計画も、前倒しで達成できる見込みのようです。
神社や寺院の多い都市は、「お賽銭を日本円で」お願いできる自動外貨両替機の整備が必要ということで、同じ京都の平安神宮では次の様な取り組みが行われています。
お賽銭は日本円で 京都・平安神宮に自動外貨両替機が登場
平安神宮(京都市左京区)の境内に、12種類の通貨に対応した自動外貨両替機が登場し、参拝に訪れた外国人観光客に重宝されている。
運営元のアクトプロ(東京)が昨年から全国約120カ所に設置。ドルや人民元などの通貨を、その日の為替レートで1円単位まで日本円に両替できる。
拝観料や賽銭(さいせん)などは日本円しか利用できないケースも多い。平安神宮の近藤泰寿権禰宜(ごんねぎ)は「両替機を置くのも外国人観光客への“おもてなし”」。
(2017.9.7 産経ニュースの記事より)
今後進んでゆくキャッシュレス社会、「お賽銭は現金で」というのが過去の話になるのもそう遠くない話ではないのかもしれませんね。