中国人民元の外貨預金の取扱が、じぶん銀行で10月中旬から始まるという新聞記事がありました。投資のチャンスなのでしょうか?
最近の円高は、資産運用では大きな魅力?(将来円安になればですが・・・)
外貨の金融商品は、金融機関(銀行・信用金庫・ネットバンク)、証券会社などで取り扱っている最近人気の金融商品です。大きく以下の三つが一般的です。
①外貨預金日本円よりも金利の高い通貨で預金することです。米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、豪州(オーストラリア)ドル、NZ(ニュージーランド)ドル、スイスフラン、南アフリカランド、今回中国人民元が追加されました。 ②外貨MMF(外貨建投資信託)元本保証はありませんが、かなりリスクの低い金融商品です。 ③FX(外国為替証拠金取引)少ない資金(証拠金)でその何倍、何十倍もの取引が出来ます。
各商品の基本は、外貨預金の仕組みで考えましょう・・外貨預金の収益は以下の二つです。
国内より金利の高い外貨通貨の定期預金で運用します。
今のように円高(将来円安に向かう)では、為替差益は大きな魅力です。
ただし、為替変動が円安になればという事です。一方、もっと円高になると、受取利息より、為替差損が大きくなります。その他、通貨を交換する際の銀行手数料外貨購入及び売却時と往復必要です。ネットバンクの方が安いと言われています、利息にかかる税金利息に20%の源泉分離課税が適用される。が必要です。
損益分岐点に注意して研究する必要がありますね。
また外貨預金は預金保険制度の保護対象外であることに注意しましょう。
①100万円を米ドルに交換する 元本100万円÷78円=12,821ドル
②満期時(年3%で一年定期)の元利合計 12,821ドル×(1+0.03×1年)=13,206ドル
③米ドルを円に交換する 13,206ドル×85円=1,122,510円
○利回りは 年11.2251%となります。
(①②は四捨五入によるドル単位)
その他、別途、通貨交換時に銀行手数料、利息に税金がかかるので、利回りは減少します。
他の金融商品も同じ様な仕組みです。個別の条件で研究して下さい。
最近の報道で、円高で輸出各社悲鳴との記事が良く報道されています。
このまま円高が進行すると、製造業は大きな打撃となります。国内から産業が外国に移転し、産業空洞化が進行すると言われています。
また、中国人民元では安すぎる為替レートを見直すよう各国が交渉しています。将来どの程度値上がりするか分かりませんが・・・