借入金の返済方法には、元利均等(元利定額)方式・元金均等(元金定額)方式の2種類があります。
これに、カード方式融資枠ラインを組合せて、元利定額方式リボルビング毎月一定の金額を支払う
残高に応じて返済総額が変わる方式・元金定額リボルビング方式・ミニマムペイメント方式(元利定額方式の一種)等があります。
基本は、元利均等(元利定額)方式と元金均等(元金定額)方式です。
元利均等返済方式は、返済金額を毎月一定額にする返済方法です。毎月の返済が一定額で、長期の返済計画が立てやすいのです。(「住宅ローン」や「おまとめローン」等、大口融資の返済方式として便利です。)
デメリットは、仕組が複雑で、返済開始時の借入残高の減り方は少なく、完済間近の残高の減り方は大きく、毎月の返済後の借入残高が分かりにくくなります。
一部金額を繰上げ返済する場合は、再度返済計画を作成することになります。
元金均等返済方式では、毎月の元本返済額を一定にして、それに利息を合計して支払う方法です。毎月の利息額が違い、返済計画は立てにくいのです。(小額の「フリーローン」には、残高が分かりやすく、便利な方式です。)
デメリットは、返済開始時の支払金額は大きく、完済間近には支払い金額は少なくなり、毎月の支払金額が分かりにくくなります。
一部金額を繰上げ返済する場合も、分かりやすく、返済計画を特に変更する必要はありません。
では、どちらが得かというと、元金均等返済のほうが、支払金利が、少なくて済みます。理由は、元金均等返済の方が、元金の返済が早く進むからです。
具体的には、イメージ図を参照してください。クリックすると大きくなります。
返済回数12回、借入額12万円、年利18%の場合です。返済元本の面積は当然同じです。
なお、簡便法(月利:18%÷12回=1.5%)で計算しています。