ATM・CD利用手数料は、基本自分の口座預金からの引出でも必要です。利用金額も頻度が多いとバカになりません。
その一方で、各金融機関にとって利用手数料は魅力的な収入源の様です。
口座開設や利用競争からATM・CDの利用手数料を優良顧客には無料にしていましたが、最近、この利用手数料の見直しを検討している金融機関が多いようです。
特に、大手銀行や地方銀行が優良ユーザーへはサービスの継続により顧客繋ぎ止めを、それ以外のユーザーへは手数料の値上げも検討しています。
基準は、預金残高、給与の受取り口座開設者などの利用状況などに応じて優遇サービスも差別化するようです。
キャッシング等でATMを利用する場合、借入の為の出金や、返済の入金では、利息制限法等改正でATM利用手数料(消費税込)は利息制限法の対象となることが決まり、指標が定められました。
”CD・ATMを利用した借入又は返済額により利用手数料の中で利息に含まないでよい金額は「借入金額または返済金額が1万円以下の場合は108円まで、同じく同1万円超の場合は216円まで」”
となりました。
それ以上の手数料の場合は、貸出した金融機関が負担しています。
一方、自分の口座からの入出金については手数料の金額制限がなく、金融機関で自由に決めることができていました。
ATM・CDの利用手数料の差別化を金融機関が行ってくるのですから、ユーザー側からは、しっかりとサービス内容を見極めてメインバンクを決めて「優良顧客」として扱ってもらえる様に利用を集中することが大事なのではないでしょうか。
まずは自分のATM・CDの利用状況を確認してみましょう。