低金利政策から、各金融機関はその収入源を融資から手数料収入へ重点をおいてきています。そのような中でネット銀行は、手軽に自行の口座間ではいつでも振り込みができる等、個人向けサービスを提供し業績を伸ばしています。
先日、大手金融機関も個人向けサービスの強化に力を入れていると報道がありました。
まず、ネット銀行に対抗して店舗戦略に力を入れてきています。りそな銀行は今年5月枚方に全国8店舗目となる、顧客との接点を重視した年中無休の店舗をオープンしました。営業時間も19時までとすることで仕事帰りに立ち寄れるという便利さもあります。また、機械対応では見えない顧客の直接の声も大切だと思います。
さらに、メガバンクが自行間での振り込みについては24時間決済を準備しています。業界団体の全国銀行協会も2018年後半から、多くの銀行で他行間の振り込みをいつでもできるようにシステムを刷新を計画していますが、予定通りに進んでいないのが実情のようです。
その他の個人向けサービスでは、三菱UFJ銀行がスマートフォンで「本人確認」そして現金引き出し等「カードレス」のサービスも検討していると情報もあります。
今後、ITを活用する金融サービス「フィンテック」も登場し、個人向け金融分野は益々便利になっていくと思われます。利用者にとってはありがたいことですね。