団塊の世代の方と話をしていると、「我々の中学生時代には大阪の中心部の中学校では1学年に40クラス以上あった。進級時のクラス替えでは以前の組の友人と一緒になることはなく、ほぼ全員が新しいクラスメートになっていた。当然、教室が不足して急きょ増設したプレハブ教室だった。最近では生徒数の減少から廃校が続いているなど想像できない。」と言っていました。
今、団塊の世代は65歳を過ぎ多くの人が現役社会から引退しています。団塊の世代(1947年~1949年生まれ)の3年間の成人数は約800万人でしたが、この3年間の成人は約395万人でおよそ半数でした。
団塊の世代の動向は国内の消費動向も左右する大きな影響があります。
先日「シニア大学生 ピカピカ向学心 広がる専用入試や奨学金」という記事が掲載されていました。
近年、大学で学ぶシニア世代が増えているそうです。
入学の目的はこれまでの知識を整理したりまとめたい、教養を高めたいなど学ぶことで充実した定年後の人生を送るためのステップとしているようです。
学校側は少子化から学生が減少する中、定年退職者らを取り込む動きを進めている模様です。シニア向けの入試制度は全国で広がっており、学位の取得までは必要としない人向けのプログラムで奨学金制度を用意する大学もあるとの内容でした。
「生涯現役」を座右の銘にしている現役で働くシニアの方も多く、その知識を生かせる労働環境作りや彼らのニーズに合った各種サービス提供も大切ですね。