NTTデータがアジア・オセアニア10カ国が参加するATMネットワーク(アジアン・ペイメント・ネットワーク、APN)に加盟し、先ずは、タイと韓国の決済業者と14年度中に契約し、合計約30の現地銀行とシステムを接続する予定。NTTデータはメガバンクや地域金融機関など日本の金融機関とも協議し、早ければ2015年度にも具体的なサービスを始める。機能的には、残高照会、現地通貨での現金引出し、将来は送金まで・・・との報道がありました。
今迄、外国でATMを利用するには、VISAやマスターカードのネットワークが利用できる専用カードの申込が必要でした。2020年の東京オリンピック開催に伴い旅行者の利便性向上のため、VISA、マスターカードのネットワークではなくアジア・オセアニアが加入するネットワーク利用を検討するようです。
私が海外旅行したケースでは、外貨両替は、国内金融機関の外貨両替手数料が高いので、到着空港内の金融機関で両替していました。手数料はもちろん必要ですが・・・
友人の中には、国際カードの「キャッシングサービスを利用したほうが得!」という意見もあります。
今回の提携では、VISAやマスターのネットワークよりも手数料が安くなるのではと期待されています。
一方、外国のATM利用のリスクは、カード情報が漏洩しないか?という事です。便利だと思って利用したら「不正に利用された。」という事が無い様、不正防止と消費者の救済も検討して頂きたいものです。