安倍政権の経済政策の司令塔となる経済財政諮問会議と日本経済再生本部が始動し、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という「3本の矢」の具体化が始まります。
まず、金融政策としては、膨大な資金を市場に追加しようとしています。
同時に、財政規律を守った財政再建です。成長と財政再建のバランスを保った政策運営が必要だと思われます。
また、成長戦略には、「日本産業再興プラン」・「国際展開戦略」などを策定する予定のようです。
今後の、具体的な、政策を期待しましょう!!
特に、今回の金融政策では、2%の物価上昇率を目標としています。同時に将来の金利上昇リスクへの対応も必要です。いま各金融機関は、市場からの資金需要がなく、リスクの少ない国債保有高が非常に多くなっています。金利が上昇すれば、国債から、他の金融資産に資金が廻ることになり、国債価格の下落から、大きな損失(リスク)も考えられます。
また、3月末に金融円滑化法の期限が切れる為、経営難の企業を再生することも必要です。その為、「中小企業の再生支援への取り組みを定期的に金融機関に開示させる事を義務付ける。」金融庁は金融機関に対し間接的に圧力をかけ経営改善に本格的に関与するのが狙いです。