ありえない話だと思いますが、本当にあるお話。
例えば「今さらカード作るの面倒だから、あんたのカードを貸して」と高齢の親から頼まれた。
友人から「事情があって自分のカードが使えないの。あとで返すからカード貸して 」。
断りきれないあなたは、自分名義のカードを貸してしまいます。
この貸したカードによって、“勝手に高額商品を購入された”、あるいは“キャッシングを利用された”場合、あなたがその事実を知ることになるのは、多分、請求書を受取ってからになります。
もしかして、その友人は支払えない状態(行方不明他)になっているかもしれませんが・・・
◆紛失と違って、保険がきかない
高額請求がきてびっくりしたあなたは、各カード会社のインフォメーションに電話をかけます。
「友人が、親が、勝手に使ったの!」
カード会社の答えは「申し訳ありませんが・・・」です。
各カードの会員規約には、他人に貸すことは禁止されており、他人がカードを不正利用した場合であっても、 本人が支払い義務を負うことになります。
「友人が、親が、勝手に使った」は、理由になりません。
あなたには、自分以外の誰かに貸した過失から、全額請求されることになります。
その後できることは、返済金額を、使った本人に請求することだけです。