地方銀行や信用金庫といった地域金融機関で、現金自動預払機(ATM)を搭載し、店舗の空白地域などを巡回する移動ATM車の導入が広がっている。今秋には、トラックを改造した従来の車両に比べ、小回りが利いてコストも抑えたワゴン車タイプが登場。車の運転が困難な高齢者ら交通弱者の増加が、地方での「走るATM」の普及を促している。2017/08/18 時事通信
過疎化、限界集落と言われる状況が進む地方では近くに金融機関の店舗がなく、金融サービスを受けられない方々が発生している様です。
その為に、金融機関側からお客様のいるところへ出張するということで、「走るATM」と言われるATMを搭載したトラック等を導入する動きが出ています。
この動きに併せて、トラックではなく普通免許で運転できるワゴン車に搭載可能なATMを沖電気が開発しています。
沖電気工業(OKI)は6月23日、商用バンに搭載できる小型の車載用ATM(現金自動預払機)「モジュール型ATM」を同日から受注し、金融機関向けに10月から出荷すると発表した。ATMが不足している地域や災害時、高齢者向け住宅への巡回訪問などに活用を見込む。2017年06月23日 ITメディア
これを島根県のしまね信用金庫(松江市)が11月をめどに国内で初めて導入して、学校、公民館、介護施設などを回る計画の様です。
入出金や振り込み、預金通帳の記帳が可能ということで便利なサービスですね。
コンビニATMにはない、通帳記帳の機能がある点も特長だ。キャッシュカードではなく通帳を日常的に使う人は、高齢者を中心に今でも多い。地域金融機関では高齢者宅を訪ねた職員が通帳を預かって記帳し返却することも多いといい、こうした手間が省ける。
通帳に印字されないと不安があるのでしょうね。
こういったATM搭載車は2011年の東日本大震災以降、注目を浴びている様です。
wkipediaで見ると、
で導入されています。
今後は自動運転車等を利用して無人ATM車とかが出てくるのかもしれないですね。
(浅)