この春に生命保険、損害保険のコマーシャルを沢山見かけました。
その背景には、保険料の「値上げ」があった様です。
値上げの内容としては次の様なものでした。
○生命保険の保険料の値上げ内容
値上げ幅は1~2割程度。
対象は終身保険、年金保険、学資保険といった貯蓄型の商品が中心。
この値上げの根本原因はマイナス金利の影響で生命保険会社が預かった保険料を運用で十分増やすことができなくなっていることと思われます。
○損害保険について、
・地震発生損害額の見直しが行われ、全国的に値上げ(5.1%)になりました。
近畿・東海地方など、値下がりになった地域も11道府県あります。
愛知・岐阜・三重・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・北海道・青森・新潟
また、地震の損害割合も今年1月から変更になりました。
半損が小半損・中半損に区分が追加。
更に「地震保険料が2019年1月から、全国平均で3・8%値上げされる見通しとなった。損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構が15日、基準となる料率の変更を金融庁に届け出た。今年1月と21年を合わせた3回で計14・2%の値上げになる。」ということで再値上げとなります。
・自賠責保険料の値下げ
自賠責保険料、9年ぶり値下げになり 全車種平均で6.9%となっています。
自賠責保険の値下げの背景は、次の通りです。
・2年連続で損害率が現行料率の予定損害率を下回る水準の料率検証結果となり、保険収支が黒字傾向であるほか、予定損害率と損害率との乖離幅が昨年度の料率検証結果よりも拡大していること。
・このことから、運用益積立金を考慮した累計収支残の更なる拡大が今後見込まれること。
(出典:金融庁 自賠責保険審議会資料)
任意保険は2018年以降となる様です。
各社の保険は同じ様に見えますが、調べてみると色々と違いがあります。
終身保険等は長い付き合いになるものもあります。よく検討してみたいですね。